コロナ第9派到来⁉XBB系統とは一体?
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感染症対策は続けていますか?
みなさん日頃マスクは着用していますか?
最近はマスクを付けていない方も見かけるようになり、積極的にアルコール消毒をしている方は一時期よりも減っているかもしれません。
新型コロナウイルス感染症は、2023年5月8日から「2類感染症」から「5類感染症」へと位置づけを変更して、
やっと社会がコロナ以前の生活に戻ろうとしています。
しかし、6月16日に「5類感染症」へ移行してから初めて開催された
第122回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードでは、
夏の間に感染拡大が拡大が生じる可能性を注意喚起されています。
新型コロナウイルスが5類に移行するとどうなるのか、詳しく知りたい方はこちらから
【新型コロナウイルス】5類移行でどう変わる?
感染状況や医療提供体制の状況等
6月16日のアドバイザリーボードでは、直近の感染状況について下記評価されました。
新規患者数
4月上旬から緩やかに増加傾向となっており、5類感染症移行後も4週間連続で増加している
年代別新規患者数
80歳以上を除いて、増加傾向にある
変異株の発生動向
オミクロン株のXBB系統が大部分を占めている
新規入院者数・重症者数
新規入院者数、重症者数はいずれも増加傾向である
医療提供体制の状況
全国的にひっ迫はみられないが、沖縄の医療状況は注意が必要
XBB系統とは
XBB系統は、2種類のオミクロン株(①オミクロンBJ.1株、②オミクロン株BM.1.1.1株)が
細胞内で混ざり合って生まれた新しいウイルスで、
遺伝子組み換えによって高い流行能力を獲得しています。
XBBはエックスビービーと読みますが、「グリフォン」とも呼ばれています。
このXBB株は、免疫逃避機能が高い変異株であり、
中和抗体薬の効果がない可能性が高いともいわれています。
2023年25週(6月19日~6月25日)時点で国内で流行している主な変異株は、
オミクロンXBB.1.16が49%
オミクロンXBB(1.16、1.5、1.9系統以外)が30%
オミクロンXBB.1.5が12%
オミクロンXBB.1.9が8%
を占めると推定されています。
XBB系統の症状は
従来のオミクロン株と同様に、急性呼吸器疾患に似た症状が出るとされています。
- 発熱 (39度くらいの高熱が出る場合も)
- 咳や痰、のどの痛み
- 味覚嗅覚障害
- 倦怠感
- 頭痛
個々人で症状は違うため、症状が出ていないのに実は「陽性」で、
知らない間にクラスターが発生する場合も考えられます。
今後の見通しは
アドバイザリーボードでは、過去の状況等を踏まえた上で、
新規感染者数の増加傾向が継続しており、夏の間に一定の感染拡大が生じる可能性がある
と考えられています。
特にワクチン接種による免疫の減衰や、流行している変異株の免疫逃避が高いこと、
また接触機会の増加等が、今後の感染状況に影響を与えるとして注意が必要となっています。
感染拡大を防ぐには
まずは、手洗いや室内の換気、マスクの着用など、基本的な感染対策を続けていきましょう。
そうはいっても、個人や事業者に判断が委ねられています。
気付いたらクラスターが発生していた!ということにならないためにも、
すぐに感染拡大を防げるよう、「抗原検査キットを常備しておく」ことも重要となってきます。
抗原検査キットのご用意を!
第9派が大きくなってからでは、手に入らないかもしれません。
2022年夏の第7派では、需要に対して生産が追い付かず、
抗原検査キットを入手することが困難な状況でした。
現在はまだ、厚労省認可の抗原検査キットはメーカーからの供給も安定しているため、
今までの価格を大幅に改定してご案内が可能となっております。
流行ってからでは、遅いかもしれません。
第9派に備えて、従業員の方々のためにも早めにご用意ください。
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参照について
- オミクロンXBB株の進化経路とウイルス学的特性の解明ー遺伝子組換えによる更なる免疫逃避能力の獲得(東京大学医科学研究所)
- 第122回新型コロナウイルス関s燃焼対策アドバイザリーボード(令和5年6月16日)(厚生労働省)
- オミクロン「XBB株」「XBB1.16株」の症状や重症度などについて解説(ひまわり医院(内科・皮膚科))